理論に基づく裏千家(1) 点前に関する予備話 (2015/12/14再掲)

茶道の点前の仕方は多岐にわたる。ここで述べるにはあまりにも量が多すぎるし、第一今回のブログを書く目的のひとつは「点前の振る舞い方の理由を考える」ことなので、基本手順を考えることに始まる。

割稽古を最初にもっていこうかとも思ったけど、(茶道を経験している人のほとんどがおわかりだと思うのだが)初めて茶道をやる人に割稽古の内容に理由をもって理解するのは非常に難しい。普通は点前を通じて割稽古の大事さを理解するのであるから、点前での道具の扱い方の理由を考えればよいだろう。

ちなみに割稽古というのは、点前の内容を分割して、部分的に点前を行う稽古である。

割稽古では足さばきにはじまり、茶杓や茶筅、茶巾などの扱い方、客としての振る舞い方など、色々ある。けどここらへんの理由付けは実際の点前のなかで考えていけばいい…よね?

ではオーソドックスな点前は、というとやはり平点前だろう。点前座(茶室において点前をする人が座る畳。本当は茶室の説明もしなければならないけど、また今度ということで)には湯を沸かしている釜だけがあり、必要な道具を持ち運んで、帰るときも釜しかない状態にする。これに棚を追加すれば一通りの点前はできるので、平手前の考察をすることにしよう。

平手前の順序諸々は、また次回ということで。

どうでもいいですが、電磁波の勉強は結構楽しい。目的の研究室に配属できたら、超伝導もやってみたいなぁ

生命と数式と茶道の邂逅

理系大学院生として理論生物物理学の研究をしています。 暇な時間にポケモンで厳選もしています。 よろしくお願いします。

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